管理職のコラム
管理職のコラム
技術力は興味と努力で高まる。
2018-03-26
こんにちは。統括部長の金子です。「好きこそ物の上手なれ」ということわざがあります。これは好きなことは一生懸命に取り組み、工夫したり勉強したりするので、おのずと上達するたとえの事ですが、今回はそのことわざを投網で実証した事例を記述させて頂きたいと思います。昨今あまり海や川で投網を打っている人を見かけなくなりましたが20年~30年以上前は趣味としている人もある程度居た様に記憶しています。まず投網とは円錐形の袋状の網のすそにおもりを付けたものを、 魚のいる水面に投げ広げ、かぶせて引き上げる漁法です。私自身投網は打てませんが、子供の頃はよく父に連れて行ってもらいました。そこで気が付いた事は周辺で打っている人と父との違いでした。周辺で打っている方は網を打ってもせいぜい楕円、失敗すると、ほとんど網が開かない状態になってしまいますが不思議と父が網を打つと綺麗な正円となり、沢山の魚が捕獲出来ました。技術の差によって打った網が正円を描ければ当然魚の捕獲率は高まります。何故父は常に正円を描けたのでしょうか?そこには隠れた努力があったのです。とにかく家の中でも体勢や腕の振り、腰の回転等を考えながら、昼夜問わず何度も何度も練習していました。又網の手入れも怠ることなく常に補修や手入れをしていました。一般的な釣りでも難易度の高いクロダイを投網ひと投げで捕獲し生きたまま持ち帰り刺身にして食べた記憶は今でも忘れません。本当に美味しかったですよ。やはり父は魚が好きだった事と投げる技術を磨いた事で技術力が高まり名人レベルになったと推測しています。この事例と同様に我々の仕事である電子基板実装も興味を持つのと同時に地道な努力で技術力を高め、お客様に貢献出来たらと思っております。