管理職のコラム
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「ありがとう」とは
2018-09-11
こんにちは。統括部長の金子です。諸般の事由にてコラム更新が滞ってしまいました事お詫び申し上げます。
今回はネット上で見つけましたお話を引用して私なりにアレンジしたものを記述したいと思います。今回のテーマは「ありがとう」です。
皆様は一日の中で「ありがとう」という言葉を何回くらい口に出しますか?
私も具体的に数えたことはありませんが、おそらく無意識のうちに一日一回以上は言っている様な気がします。
ただこの「ありがとう」という言葉の本当の意味について皆様はご存知でしょうか?
日本で「ありがとう」という言葉が使われ始めたのは文献によると室町時代との事ですが、その頃はまだ誰かへの感謝の言葉としての意味では使われていなかった様です。
ありがとうの語源は「有り難しこと」であり、そこに存在するのが難しい、という意味です。つまり感謝の言葉ではなく、「珍しくて貴重である」という表現の際に使われていたそうです。
なので気軽に使う言葉ではなく、仏教の教えの中で仏の慈悲により尊いものを得たときや稀な出来事が起こった時だけに口にする言葉だったのです。
それが長い年月をかけて感謝の言葉に代わって行き一般化されていったそうです。
相手がしてくれたことは当たり前ではなく「有り難しこと」、つまり貴重で稀で尊いものである、と考え、仏に向ける言葉を自分の身近にいる人への感謝の言葉として使う日本人の心ってすごく美しいではありませんか!
普段、同僚や家族、取引先の方へ向けてなど様々な場面で使う「ありがとう」という言葉ですが、人が自分にしてくれたことの全ては当たり前な訳ではなく、本来はそこに存在することが難しい、ありがたい出来事なのだということを胸に刻んで、今後 日々の業務や生活の中で周りの人へ感謝の意を伝えたいと思います。